日本デザインコミッティーは、第780回デザインギャラリー1953企画展「イームズの正体　Powers of Detail」展を、2022年9月14日（水）から11月7日（月）まで東京・松屋銀座7階 デザインギャラリー1953にて開催する。

ミッドセンチュリーの巨匠、チャールズ・イームズは、デザイン史に残る名作を多数遺した。その偉業は、イームズが亡くなって半世紀以上経った今も、多くの人々の共感を呼んでいる。

また、イームズは、その考え方やデザインへの姿勢などを通して、世界中のデザイナーにも多大な影響を及ぼした。彼を慕う者も多く、その中の一人である武蔵野美術大学名誉教授・寺原芳彦は、イームズデザインによる多くの文化財的図面の保管を託された。

同展では、寺原が保管してきたイームズの原寸大の図面を数十点、日本で初めて公開。研究者でありデザイナーでもある寺原ならではの視点でそれらを読み解く。図面の細部に潜んでいるイームズデザインの本質を知るまたとない機会となるだろう。

また、寺原は、チャールズ＆レイ・イームズ夫妻を既刊のイームズ関連書にはなかった切り口で紹介する書籍「イームズを読み解く 図面からわかった、その発想とデザイン」を2022年7月に発売。同展と合わせてイームズデザインを楽しんでみてはいかがだろうか。