ナイキが新しいアパレルをリリース
サステナビリティを実現する「ナイキ フォワード」

ナイキは、新しいイノベーション・プラットフォーム「Nike Forward(ナイキ フォワード)」を発表した。従来のニットのプロセスに代わり、サステナビリティを重視したプレミアム製品を作る画期的なプラットフォームになるという。

同社のニットではこれまで、糸を紡ぐ、編む、裁断する、縫製するといったプロセスが必要だった。そこでナイキ フォワードでは、5年以上をかけて新たなニードルパンチマシンを開発。繊維から直接テキスタイルを作ることで、これらのステップを簡素化でき、従来のニットフリースと比べてCO2排出量を平均75%削減するという。

さらに、ナイキフォワードで扱う素材は、従来のニットフリースよりも密度が低く、完成品は重量にして70%がリサイクル素材で作られる。ジッパーやアグレット、余分なトリムもないので、簡単にリサイクルすることができる。

第1弾アイテムとして、グレーのクルーネックとフーディをラインアップ。2022年9月17日(土)に発売される。ちなみにフーディは装飾や染色を用いず、ポケットは切りっぱなしとし、水は一切使用しないそうだ。

ナイキのグローバル アパレル プロダクト マーチャンダイジング VP、アーロン・ヘイザーは、「このプラットフォームは、私たちの素材やアパレルに対する考え方を一新させる可能性を持っていると考えています。30 年前に生み出したドライフィット以来のナイキの大きなアパレルイノベーションであり、ナイキ フットウェアのエアやフライニットが業界を一変させたのと同じくらいの大きな可能性を持っています」とコメントしている。End