NEWS | プロダクト
2022.09.07 19:00
東京都文京区の小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)では、初めてとなる「小石川植物祭」が2022年10月21日(金)から10月23日(日)までの3日間にわたり開催される。
同園の植物は研究・教育を目的に栽培されているが、同イベントでは、利用されないままの果実や通常の管理でやむなく廃棄される木材などを再利用したり、パン屋・和菓子屋などの飲食店舗が果実を用いて新たな商品開発を行ったり、祭りの場で展示販売したりと、地域住民が飲食店舗を訪れ、小石川植物園が暮らしの一部となることを目指している。
また、植物の魅力を「発見」し、植物を用いて「創作」、開催日に「発表」して、街へ「波及」していくという、4つの過程を1年をかけて巡っていく取り組みであり、このプロセスが来年、再来年と続いていくことで、街にさまざまな体験の循環を創り出すという。
草木の根や枝葉、不要木を染め物やコースターにしたり、草花や木の実をリースやアクセサリーにしたり、植物知識や植物園の景色を手作り絵本、俳句創作、ボタニカルアートにしたり、といった植物の魅力を再発見し、日常を楽しむきっかけや暮らしに繋げていくそうだ。
同イベントを手がけるのは、東京とモスクワの2拠点で活動する、アレクサンドラ・コヴァレヴァ(Aleksandra Kovaleva)と佐藤敬による若手建築家ユニットKASA。「街が植物園へやってきて、植物園が街へ広がっていく」をコンセプトに掲げ、「植物と暮らし」をテーマにした今回のイベントで、小石川植物園の新たな価値や魅力を発見することができるだろう。
小石川植物祭
- 会期
- 2022年10月21日(金)~10月23日(日)
※雨天の場合は10月28日(金)~10月30日(日)に延期 - 会場
- 小石川植物園(東京都文京区白山3-7-1)
- 詳細
- https://www.instagram.com/koishikawabotanicalfestival/