竹尾は、東京・神田にあるファインペーパーのショールーム「見本帖本店」にて、「VENT NOUVEAU DIGITAL」展を2022年10月21日（金）まで開催している。

昨今、版を必要とせず、データをダイレクトに出力できるデジタル印刷は、革新的な技術進歩を遂げている。そこで同展では、デジタル印刷に最適化したファインペーパー「ヴァンヌーボDigitalシリーズ」を、村上雅士（㎡ | emuni）のアートディレクションにて展示している。

▲ヴァンヌーボLT-FS × HP Indigoデジタル印刷｜一つの絵柄から複数のパターンをランダムに生成する可変ソリューションソフト「HP Mosaic」を活用。

1994年に発売されたヴァンヌーボは、オフセット印刷業界で「ラフ・グロス^®」というジャンルを確立したファインペーパー。印刷適性と紙の風合いという相反する性質を高いレベルで両立させているのが特徴だ。

今回はヴァンヌーボDigitalシリーズの3銘柄を紹介。HP Indigoデジタル印刷（液体トナー）、UVインクジェット、高速インクジェットといったデジタルの印刷方式でも、ヴァンヌーボならではの「ラフな風合い」と「印刷グロス」を実現している。

▲左からヴァンヌーボLT-FS、ヴァンヌーボSIJ-FS、ヴァンヌーボRIJ-FSを使用。オフセット印刷に匹敵する印刷仕上がりをデジタル印刷で実現している。

また、村上は美しく鮮やかなグラフィックの印刷物を披露しており、紙と印刷の新しい領域を予感させるクリエイションを楽しむことができる。

なお、10月6日（木）と10月13日（木）には、村上と木住野彰悟や矢後直規らゲストによるスペシャルトークをYouTube Liveにてオンライン配信する。デジタル印刷とこれからのクリエイションについて知るまたとない機会となるだろう。