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2022.09.06 17:00
パナソニック デザイン本部 FUTURE LIFE FACTORYは、ユーザーとメーカーが一緒にプロトタイプをブラッシュアップするコミュニティの提案「EPYTOTORP(エピトトープ)」を発表した。
消費者の生活様式や思想、ニーズが多様化するなか、さまざまな業態のサービスや多種多様な機能を搭載したプロダクトが生まれている。商品開発の現場では、より豊かなくらしを目指してプロダクトが日々検討され、試作品も作られるが、ユーザーの目に触れずに消えていくものも多いという。
そこで、プロトタイプコミュニティ「EPYTOTORP」は、「みんながよろこぶプロダクトのヒントは、きっとみんなが知っている」という発想からスタートした。
たとえばソフトウエア開発では、一般ユーザーが貢献者(=Contributor)としてプログラミングに参加することで、よりよいプログラムに磨かれるということがある。「EPYTOTORP」はこの考えを応用して、一般ユーザーがものづくりを楽しみながら企業と協力しあい、一緒に製品開発を行うという。
同プロジェクトへの参加方法は、「プロトタイプをレンタルする」「プロトタイプを購入する」「イベントでプロトタイプを体験する」の3つがある。
もし開発がユーザーと提供する側の企業で協力して行えたら、開発に一人ひとりの声が反映されたら。「EPYTOTORP」は、誰かのささやかな困りごとの解決が多くの人の豊かなくらしづくりにつながるという、新しいサービスやプロダクトが生まれる「コミュニケーションプラットフォーム」を目指しているそうだ。