NEWS | プロダクト
2022.08.31 12:00
私たちにとってムダを減らしたり、持続可能な素材を使ってサステナビリティを実現することは喫緊の課題となっている。それと同時に、クリエイターが手がける斬新なデザインのプロダクトも楽しみたいものだ。
そこで、米サンフランシスコの照明メーカー Gantriは、テクノロジーを駆使してこれらの問題を乗り越える照明作りを展開している。3Dプリントを活用し、植物由来の素材を使用して、オンデマンドでムダなく製品を製造しているという。
使用される素材は、独自に開発した「Gantri Plant Polymers」と呼ばれるもの。ハイエンドの照明向けの素材だそうで、植物由来のPLA(ポリ乳酸)を配合しているのが特徴だ。
遺伝子組み換えでないサトウキビなど、原料はタイの農場から調達。CO2排出量は75%削減でき、石油ベースのプラスチックに代わる安全で環境に優しい素材だとしている。
さらに、「Gantri Plant Polymers」は、持続可能なだけでなく、耐久性や耐衝撃性、耐熱性にも優れている。PLAに添加剤を配合することで、100%PLAよりも50% 耐熱性が高くなり、長く使用することができる。
また、3Dプリントにより、クリエイターのデザインを反映した照明を開発。他にはないユニークなデザインの照明を数多く手がけている。