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2022.08.29 15:08
世界各地で夏の暑さが厳しくなるとともに、水不足も深刻化している。そこでイケアは、家庭で水の節約を助ける水栓ノズル「ÅBÄCKEN」を発表した。2022年10月に発売する予定だ。
現在、イケアのすべてのシャワーと水栓には、適量の水が出るように節水用の調節器が搭載されているが、家庭の水の使用量をさらに削減するために、イケアはスウェーデンのスタートアップ企業Alteredと提携した。
両社が開発した「ÅBÄCKEN」は、イケアのすべての水栓だけでなく、市販されている一般的な水栓のほとんどに取り付けることができ、ミストモードでは毎分0.25リットル、スプレーモードでは毎分1.9リットルにまで水量を抑えることが可能。
水量が毎分5.7リットルの標準的な洗面台ミキサータップと比べると、ミストモードで最大95%、スプレーモードで最大66%の水を節約ができるそうだ。もちろん、そのぶん温水を出すときのエネルギーを節約することもできるとしている。
このタイプのノズルは一般的に金属製で、30ユーロ(約4,100円)以上もするという。そこで今回は、再生プラスチックを約40%、バージン原料 (主にセラミック素材と特別設計したプラスチック)を約60%使用することで、手頃な価格のノズルを実現。環境にも財布にも優しい水栓ノズルになっている。