オープンリール式テープレコーダーを使った
和田永の作品「時折織成」がSony Parkで展示

東京・銀座のSony Park Miniでは、アーティストでミュージシャンの和田永の作品「時折織成(Toki Ori Ori Nasu)」を展示する「時折織成 / 時折一息 – Weaving Records / Breathing Time –」が2022年8月18日(木)まで開催中である。

「時折織成」は、台の上に置かれたオープンリール式テープレコーダーが再生されて低音が流れ、磁気テープがアクリルの容器へと落ちていくという、時間の経過とともに変化する作品。

容器内に溜まっていくテープは時間の経過とともに折り重なり、独特の模様を空間に織り込んでいく。また、容器の中にテープが積もると、今度はテープが音を読み取りながら高速で巻き上がり、今までの模様は消滅し、再び新しい模様が織りなされていく。

「かつて音楽を録音・再生していた年代物のオープンリール式のテープレコーダー。回転するリールに巻かれた磁気テープは、およそ19cmの長さの中に、1秒間の音を記録していました。もしも遠い未来、この機械を掘り起こした人々はこれをどう捉えるだろう? そんな妄想からこの作品は生まれました」と語る和田。

▲和田永

さらに、「時間とともに変化し続けるこの作品は、都会の中で普段とはスケールの異なる時と音を織り成していきます。そんな空間に身をおいて、淹れたての珈琲とともに、是非一息ついてみてください」とコメントしている。End

時折織成 / 時折一息 -Weaving Records / Breathing Time-

会期
2022年8月9日(火)~8月18日(木) 11:00~19:00
※入場無料
会場
Sony Park Mini
(東京都中央区銀座5丁目3番1号地先 西銀座駐車場地下1階)
詳細
https://www.sonypark.com/mini-program/list/012/