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2022.08.08 13:00
パナソニック ホールディングス マニュファクチャリングイノベーション本部は、愛知県常滑市で2022年7月30日(土)から10月10日(月・祝)まで開催するプロジェクト「Kizuki-au 築き合う-Collaborative Constructions」において、ミスト・サウンド・ライティングを活用したインスタレーションの実証を行っている。
同プロジェクトは、在日スイス大使館、スイス連邦工科大学チューリヒ(ETHチューリヒ)、東京大学による、国際芸術祭「あいち2022」の連携企画事業である。
今回の実証プロジェクトでは、常滑市、モンタージュと共同で、高台に吹く風を感知し、ミスト、空間音響、ライティングがリアルタイムで変容する空間演出を構築。東京大学・ETH チューリヒの「Kizuki-au 築き合う」というコンセプトに、常滑という土地が持つ自然風土、文化、歴史の力を融合させ、そのメッセージに更なる価値を見出すインスタレーションを披露している。
具体的には、東京大学のプロジェクトには雲をつくるためのミストノズルを48本、ETHチューリヒのプロジェクトを中心に設置した実証エリアには、ゆるやかな結界をつくるためのミストノズルを54本、合計102本のミストノズルを設置。これは、屋外における2流体ノズルのミストを用いたインスタレーションとしては過去最大規模の実証になるという。
パナソニックHDは、極微細ドライ型ミスト「シルキーファインミスト」を、屋外の暑さ対策の用途だけでなく、「MORPHIC」と呼ばれる空間演出も実現。空間・景観演出といった建築デザイン・芸術分野に展開することで、新たな空間価値の創出を目指すとしている。