自宅にもホテルにもなる新しい住宅「NOT A HOTEL」
相澤陽介による建築プロダクトも登場

私たちはふだん自宅に住みながら、旅をするときだけホテルを借りるという生活をしている。こうした概念を打ち破るのが、自宅(別荘)とホテルをアプリで切り替えられるサービスを提供する「NOT A HOTEL」である。

住宅を購入したオーナーは、これを自宅や別荘として利用するだけでなく、家を空けるときにはアプリを通じて他の人にホテルとして貸し出し、稼働させることができる仕組みである。また、オーナーになれば、全国にあるNOT A HOTELを相互利用することも可能だ。

これまで、福岡市中央区に「NOT A HOTEL FUKUOKA」、栃木県大田原市に「NOT A HOTEL NASU」、宮崎県宮崎市に「NOT A HOTEL AOSHIMA」を展開。さらに、クリエイターたちが手がけた特別な空間「NOT A HOTEL EXCLUSIVE」も各地に用意している。

▲NOT A HOTEL NASU

また、同社はメンバーシップをNFTとして販売。購入後は、毎年「旅する日」がランダムに付与され、宿泊の3ヶ月前に「THE KEY」がNFTで届く。その年泊まれるHOUSEもランダムに決められるそうで、偶然を楽しむことができる。

▲NOT A HOTEL AOSHIMA

今後も全国のさまざまな場所に拠点を増やしていく予定。そのひとつが、White Mountaineeringなどのブランドを手がけるファッションデザイナー・相澤陽介による「NOT A HOTEL PRODUCTS」である。

これは同氏による初めての建築プロダクトで、軽井沢と東京の2拠点生活をする中での気づきやこだわりを散りばめた「ちょうど良い暮らし」を体現するものだという。

▲NOT A HOTEL PRODUCTS

北軽井沢に作られるこの建物の特徴は、洋服を選ぶようにS、M、Lの3つのサイズと、ブラックとナチュラルの2つのカラーがあること。好みや暮らし方に合わせてモデルを選ぶことができる。さらに、相澤のテキスタイルデザインによるフリッツハンセン「グランプリチェア」のオリジナルモデルも楽しめるそうだ。End