新たなグラフィック表現を探求する深地宏昌
「NATURE/CODE/DRAWING in KYOTO」を開催

京都市左京区の京都岡崎 蔦屋書店では、デザイナー・深地宏昌の展示「NATURE/CODE/DRAWING in KYOTO」が2022年8月19日(金)から9月5日(月)まで開催される。

「テクノロジーと人間はどのように付き合っていくべきなのか」を制作のテーマのひとつとして掲げている深地は、「Plotter Drawing(プロッタードローイング)」と呼ばれる独自の手法を通して、新しい表現領域に挑戦している。

この手法では、プロッターというベクターデータを変換・出力する機器を使い、デジタルデータを物理的な動きに変換。鉛筆、ボールペン、筆ペンなどの筆材で紙上にドローイングを行うことができる。

さまざまな描画材を使いながらデジタルデータの緻密な線情報を紙に描くが、そこには摩擦や重力、湿度や気圧などの物理的要因が作用して「にじみ」や「かすれ」などの偶発的表現が発生。人の手で描いたものとも機械的なデジタルプリントとも違う、緻密でありながら暖かみのある筆致が生まれるという。

▲Liquid algorithm

▲Peptide algorithm

▲Ripple algorithm

▲Mountain algorithm

同展では、プログラマー・アルゴリズミックデザイナーである堀川淳一郎の協力のもと、7月に東京・渋谷ヒカリエで行われた同名の展示の中から10点を厳選して展示。会場にはプロッターを設置するそうで、制作の様子をじかに楽しむことができる。

▲深地宏昌

なお、展示作品は、店頭・オンラインにて、8月19日10:00より販売される予定だ。End

深地宏昌 展⽰「NATURE/CODE/DRAWING in KYOTO」

会期
2022年08⽉19⽇(⾦)~9⽉5⽇(⽉)
会場
京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール
詳細
https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/art/27967-1414250723.html?_ga=2.120454216.1356904318.1659514891-2066605337.1620720651