足元から人の動作を識別する!?
MITメディアラボによるスマートテキスタイル

▲© Irmandy Wicaksono/MIT Media Lab

私たちがウォーキングやエクササイズなどをするとき、身体の各部分が床に接しているという事実に注目することはあまりないだろう。そこで、米MITメディアラボでは、こうした動きにおける接触と圧力パターンを衣服や敷物から感知してモニタリングする研究を行っている。

同ラボのリサーチャーであるIrmandy Wicaksonoが開発したのは、センサー内蔵のスマートテキスタイル。シームレスで大きさを調節できる、ピエゾ抵抗効果をもつ織物をデジタルニットマシンで作るのだ。

このデジタルニットマシンにより、平面的なマットから靴やソックスといった立体的なものまで製作可能。内蔵の感圧センサーから得たデータはビジュアライズでき、独自の畳み込みニューラルネットワークモデルにより、7種類の基本的な動作・エクササイズや7つのヨガポーズを、100%に近い精度でリアルタイムに分類するという。

▲© Irmandy Wicaksono/MIT Media Lab

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▲© Irmandy Wicaksono/MIT Media Lab

▲© Irmandy Wicaksono/MIT Media Lab

スポーツでの使用例として、サッカー選手の科学的研究のために、3Dニットのセンシングシューズやソックスの機能性を実証。サッカーでは、歩行やバランス、走ったり、スライディングしたり、ボールを蹴ったりするときの筋肉の動き、シューズとボールの位置関係など、さまざまなバイオメカニカルな運動があるので、正しい角度や力加減、軌道と行ったものが確かめられるのだそうだ。

▲© Irmandy Wicaksono/MIT Media Lab

▲© Irmandy Wicaksono/MIT Media Lab

そのほか、3Dニットのセンシングシューズ・ソックスを使うことで、義肢、動作学、リハビリテーション、スポーツ科学など、多くの場面で応用できるとしている。End

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