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2022.07.05 16:00
ニュージーランド航空はこのほど、2024年から導入する新シートを発表した。「ビジネス・プレミア・ラックス」「ビジネス・プレミア」「スカイネスト」の3クラスを提供するそうで、空の上で最高の眠りが楽しめる座席だという。
これらは、新しく就航するボーイング787-9ドリームライナーに採用。5年間にわたる大規模な顧客調査から、夜に快適な睡眠をとる重要性とより広く居心地の良い空間が求められていることがわかり、自宅のようにくつろげる空間作りを目指したそうだ。
まず、エコノミークラス向けの「スカイネスト」は、世界初の空飛ぶ「スリープ・ポッド」で、6人分を用意しており、手足を伸ばして休むことができる。
「ビジネス・プレミア」は、楽しい空の旅と安らかな眠りを実現する快適なプライベート空間で「巣」をイメージしてデザイン。「巣」の仕切りをオープンにして、同乗者と空間を共有することもできる。
さらに、「ビジネス・プレミア・ラックス」は、「ビジネス・プレミア」のラグジュアリーな特長はそのままに、完全密閉型のドアと2名で食事ができるスペースを備えている。
そのほか、設計はサステナビリティをベースとして、レザーではなく現代的なファブリックを使用。「ビジネス・プレミア」と「プレミアム・エコノミー」のシート重量は、1シートあたり約1 kg軽くなり、全体の二酸化炭素排出量も削減する。また、プレミアムクラスでは20%軽量化した食器に切り替え、エコノミークラスでは、新たな食器を採用して、機内で使用するプラスチック製食器の使用量を毎年2800万枚削減するとしている。