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2022.07.01 12:30
中川政七商店とTakram Japanが中心となって立ち上げたジョイントベンチャーPARADEは、消費・生産のあるべき姿を考え、新しい経済のかたちを体現しながら拡げることを目指す、ライフスタンス・アソシエーション「PARaDE」を2022年6月30日(木)にスタートした。
PARaDEは、「相互研鑽と相互扶助」をコンセプトに、生活者へ良いブランドを届けるとともに、参画ブランド間のコモン(共有資産)を構築するという、2つの役割を担うという。
参画ブランドは、uka、Offen、銀座 木村屋總本店、COEDO BREWERY、中川政七商店、VALUE BOOKS、moln、結わえる、LIFFTの9ブランド。各社に共通するのは、「ブランドの思想・哲学(=ライフスタンス)を体現した事業」を展開することである。
今後は、「不確かな時代をともに歩み考えるライフスタンス・マガジン」をコンセプトにしたメディア「PARaDE」を提供。WEBや毎月発刊予定のタブロイドなど、オンライン・オフラインでPARaDEと参画ブランドが掲げる思想を生活者に伝え、よりよいあり方を共に思考する。
また、PARaDEメンバーが一般の顧客と参画ブランドの本拠地を訪ねるツアーや、PARaDEとして今学んでおきたいキーワードなどをテーマにしたトークイベントなども開催するそうだ。
PARaDEは、消費や生産の現状に対するかすかな違和感から構想が始まった。プロダクトへの安心感や、ブランドが示すライフスタイルへの憧れ・共感によってブランドが支持された時代から、現在はブランドのライフスタンスに信頼を寄せる時代へと変化しつつある。そこでPARaDEは、「そんな時代にあるべき買い物の姿、ブランド像とはどういったものか」を提案することにしている。