NEWS | ソーシャル / プロダクト
2022.06.29 14:47
グラフィック・パッケージング・インターナショナルは、多摩美術⼤学 ⽣産デザイン学科プロダクトデザイン研究室と2021年7⽉から11⽉まで産学共同研究を行い、作品の商品化である「紙たわし」を発表した。
この共同研究では、同社製アクアコート原紙の耐水性の高さを生かし、水を使う場面で使える作品を検討。そこから生まれた作品のひとつが「紙たわし」である。
環境に優しい1枚の紙素材からできた、調理器具を傷つけずに汚れを落とす立体的なたわしで、持ち運びしやすく、リサイクルも可能。キャンプやBBQなどのシーンで、調理器具や野菜の洗浄のほか、さまざまな道具の手入れや掃除など、幅広い用途で使用することができる。
商品化にあたっては、学生の自由な発想を生かしつつ、経験の長い町工場の職人と連携。さらに、障害者施設の利用者にセットアップ作業を依頼することで、インクルーシブな連携による新たなものづくりの形も実現している。