ベンジャミン・ヒューバートがデザインする
オールスチールのワークチェア「O6」

英ロンドンのデザインオフィス LAYERを率いるのベンジャミン・ヒューバートが、アメリカの家具ブランド オールスチール(Allsteel)のために、オフィスチェア「O6」をデザインした。

ワークスペースの概念が変化しつつあるなか、ヒューバートがデザインしたのは見た目の柔らかさとシンプルさが特徴的なワークチェアである。大きな「O」の字を描いたフレームに、ゆったりとしたメッシュのバックレストとなだらかな起伏の座面を備えている。

さらに、快適な座り心地を提供するために6つの調節機能を搭載。アームレストを上下に動かしたり、アームパッドを左右に動かしたりできる。さらには、座面を上下左右に動かしたり、バックレストの角度を変えたり、腰部のサポートを調節したりも可能だ。これらの機能は簡素かつ直感的であり、機構を巧みに隠すことですっきりした見た目を実現している。

また、優れたクッション性と柔軟性により、さまざまな作業環境でも長時間にわたって快適さを提供。バックレストにある腰部のサポート機能は、直接腰に触れることなく張りを生みだし、メッシュ地により通気性も確保する。

メッシュと張地はさまざまなカラーの組み合わせができ、腰部サポートと調整可能なアームはオプションで追加が可能。クッションの張地もカスタマイズできるようだ。

ヒューバートは、「従来、ワークチェアは機能性を重視するため、機械のような見た目になりがちです。そこで、オールスチールと協力して、こうした表情の硬さを抑え、快適な印象とシンプルな形状を目指しました」と語る。

そして、「簡素で美しい形状と手触り感のある素材により、無駄のないデザインでありながらもユーザーの個性を表現することも可能です」とコメントしている。End