デジタル・クラフトマンシップによる建築の新たな地平を紹介する
「サーフェスデザイン&テクノロジーの現在」展が開催

▲GINZA SIX House of Dior Ginza © Nacasa & Partners

著名建築家のサーフェスデザインとデジタルテクノロジーが織りなす作品群を展示する、「サーフェスデザイン&テクノロジーの現在」展が、2022年7月8日(金)から7月14日(木)まで、東京・六本木のAXISギャラリーで開催される。

▲すみだ北斎美術館 © Nacasa & Partners

建築の「顔」をつくり、都市の表情を織りなす「サーフェスデザイン」は、近年ますます重要な役割を担うようになってきた。その背景には、急速なデジタル技術の進歩と普及があるという。コンピュータの解析によって、これまで困難とされてきたデザインが自在に実現できるようになり、表現の自由度は広がっているのである。

▲金沢海みらい図書館 © Nacasa & Partners

しかし、コンピュータだけで建築を作っているわけではない。そこには必ず人が携わっており、人間の技術力=クラフトマンシップがその実現を支えている。

▲洗足学園音楽大学 Stage on the Lawn(ディテール別冊より) © Nacasa & Partners

そこで同展では、2021年に刊行された「ディテール9月号別冊 Contemporary Surface Design and Technology」の内容を展示用に再構成し、デザイン×テクノロジーと、それを支えるクラフトマンシップが切り拓く「建築の新たな地平」を紹介する。

写真と図面は3m×2mの大判パネルにプリントし、一部は小型のモックアップも展示するなど、同書では伝えきれなかったダイナミックな臨場感を楽しむことができ、街並みを散策するように最新の建築デザインをリアルに体感することができるだろう。End

【主な展示プロジェクト(予定)】
※展示作品は一部変更になる可能性があります。

●Louis Vuitton Maison Osaka Midosuji – 大成建設一級建築士事務所(建築),AS(外装),Peter Marino Architect,エイチアンドエイ(店舗内装),Louis Vuitton Malletier
●GINZA SIX House of Dior Ginza -銀座六丁目地区市街地再開発計画設計共同体(谷口建築設計研究所,Kajima Design)
●すみだ北斎美術館 -妹島和世建築設計事務所
●ロロ・ピアーナ銀座店 – AS
●資生堂銀座ビル -竹中工務店
●洗足学園音楽大学 Stage on the Lawn – k/o design studio
●洗足学園音楽大学 Silver Mountain – k/o design studio + Kajima Design
●大分県立美術館(OPAM) -坂茂建築設計
●渋谷フクラス -手塚建築研究所(デザインアーキテクト),日建設計(マスターアーキテクト),清水建設(設計・監理)
●ミキモト銀座4丁目本店 – Kajima Design,内藤廣(外装デザイン)
●金沢海みらい図書館 -堀場弘 + 工藤和美/シーラカンスK&H
●東京大学安田講堂 改修 -東京大学キャンパス計画室(千葉学)・同施設部,香山壽夫建築研究所, 万建築設計事務所

▲企画/ディレクション:押野見 邦英(k/o design studio) 撮影:畑拓

▲写真:中道 淳(ナカサアンドパートナーズ)

「サーフェスデザイン&テクノロジーの現在」展

会期
2022年7月8日(金)~7月14日(木) 入場無料
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
会場
AXISギャラリー
入場無料
主催
AGB(旭ビルウォール株式会社)
企画・ディレクション
押野見 邦英(k/o design studio)
写真
中道 淳(ナカサアンドパートナーズ)
会場グラフィックデザイン
塩谷 嘉章(SHIOYA Tokyo)
協力
AXISギャラリー/彰国社
詳細
https://www.agb.co.jp/news/detail/?id=1048