NEWS | サウンド
2022.06.10 14:24
ヤマハは、スイス・ローザンヌ州立美術学校(ECAL)と産学共同プロジェクトに取り組み、その成果発表を2022年6月12日(日)までミラノデザインウィーク2022で展示している。今回は「Yamaha Sound Machines」と題して、新たな音楽再生機器の在り方を提示するプロトタイプ作品を制作した。
音楽の楽しみ方や聴き方は、時代とともに変化し、多様化してきた。さらに、コロナ禍を経て、人々の価値観や生活様式は大きく変わり、物事の変化のスピードはさらに加速しつつある。
このような私たちを取り巻く環境を踏まえて、ヤマハデザイン研究所はECALとの共同で、これからの時代に音楽の聴かれ方がどのように変化するかを考えるワークショップを実施。ヤマハのデザイナーとECALの教授の指導のもと、ECALの学生たちが課題に取り組み、6点のプロトタイプが完成した。
最近ではスマートフォンで音楽を視聴する機会が多い。そこで同プロジェクトでは、こうした画面上で動作が完結する音楽体験とはまったく異なる、感情を揺さぶる物理的な質感を重視してデザインに取り組んだという。
また、AIや配信コンサート、ASMRなどの最新技術やトレンドを採り入れつつ、フィジカルなモノとしての魅力を備えた音楽再生機器から生まれる、新たな音楽体験が楽しめるそうだ。詳細はECALのサイトからも見ることができるので、ぜひチェックして見よう。
Yamaha Sound Machines
- 会期
- 2022年6月7日(火)~6月12日(日)
11:00~20:00(現地時間)
※最終日6月12日(日)は16:00で終了 - 会場
- イタリア・ミラノECAL展示ブース内
(Spazio Orso 16, Via dell’Orso 16, 20121 Milano, Italy) - 詳細
- https://www.yamaha.com/ja/about/design/events_topics/milan_design_week_2022/