薬師寺にて「meme nippon project」開催
evalaが新作インスタレーションを展示

奈良・薬師寺では、祈り×伝統芸能×最新テクノロジーによる新プロジェクト「meme nippon project(ミームニッポンプロジェクト)」の第1弾として、「第一章『薬師寺ひかり響夜 – inori -』~歌舞伎と灯りと響きの夕べ~」が、2022年7月16日(土)・17日(日)に開催される。

同プロジェクトは、不確実なこの時代だからこそ、日本の文化の中に息づく遺伝子・美意識を目に見えるかたちで表し、伝えることで、「平和」「安寧」といった和の精神をあらためて感じ、紡がれる文化の遺伝子を次世代につなげていきたいという願いを込めている。

プロジェクト第一章は、世界遺産であり、約1300年の間1日も欠かさず「祈り」を続けている薬師寺を舞台に、メイドインジャパンを伏線とした日本の一線級の演者・アーティスト・クリエイターが集い、共鳴創作を発表する。

今回は、音が生き物のようにふるまう現象を構築し、新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」を主宰している、サウンドアーティストのevalaが参加

サウンドインスタレーションの会場となるのは、「阿弥陀三尊浄土図」を中心に、 14面全長50mにわたる壁画「仏教伝来の道と薬師寺」が祀られた食堂(じきどう)。See by Your Earsによる音と光の新作インスタレーションでは、最新鋭の立体音響に全身をつつまれながら、おぼろげに仏画と光が立ち現れる幻想的な時空間を創り出すという。

▲evalaの新作が展示される薬師寺食堂(じきどう)

▲evala「-a」(参考画像)/photo by Harumi Shimizu

▲evala (See by Your Ears) Photo by Susumu Kunisaki

また、大講堂前では、主演を中村獅童、演出・振付を藤間勘十郎が務め、WOWの映像演出による新作歌舞伎舞踊を上演(evalaも一部楽曲を書き下ろしている)。アーティスティックディレクターはJTQ・谷川じゅんじが、総合プロデューサーはドワンゴ・横澤大輔が務め、ジャンルを超えた創作者の協演により、日本の美意識を集大した「祈りの空間」を創造するそうだ。End

meme nippon project
第一章「薬師寺ひかり響夜 – inori -」~歌舞伎と灯りと響きの夕べ~

開催日
2022年7月16日(土)・17日(日) 15:00~21:00
会場
法相宗大本山 薬師寺(奈良県奈良市西ノ京町457)
詳細
https://meme-nippon-project.jp/

▲新作歌舞伎舞踊「瑠璃光」主演 中村獅童(歌舞伎俳優)

▲アーティスティックディレクター JTQ:谷川じゅんじ (スペースコンポーザー/空間デザイナー)

▲映像制作 WOW:於保浩介

▲総合プロデューサー 横澤大輔(株式会社ドワンゴ 専務取締役CCO ニコニコ超会議統括プロデューサー)