NEWS | インテリア
2022.06.01 15:30
ベンジャミン・ヒューバートが率いる英ロンドンのデザインオフィス LAYERが手がけた、新作ソファコレクション「Rostrum」と「Sabot」が公開された。クロアチアのファニチャーブランド Prostoriaのためにデザインしたもので、これまでにないモジュール性をもつソファシステムだという。
クロアチアのデザイン言語を手がかりにしつつ、住宅とオフィスの両方の環境で使えるワークスペース向けのソファシステムを目指したそうで、各モデルは多様なインテリア空間で対応できるように独自の機能を備えている。
Rostrumはあらゆるサイズに変更できるソファシステムで、「演壇」を意味するその名の通り、モジュラーシートとこれを床から持ち上げる細い脚が特徴的である。ソフトなクッションを優雅に支えるとともに、構造をフロアから高くすることで、ソファの重々しい見た目を和らげている。
また、このミニマルで軽いフレーム構造により、さまざまなCMFを組み合わせた幅広いデザインが可能。高さを調節できるシンプルなテーブル台など、アクセサリーにも直感的な機能性があり、組み合わせのバリエーションを補完してくれる。スクリーンも設置可能で、細い脚に合わせた波状のデザインにより、ソファ全体の直線的な形状を際立たせている。
一方、「木靴」を意味するSabotは、Prostoriaの木工技術を活かした木製の脚が特徴で、遊び心のあるデザインとなっている。柔らかく親しみやすいデザイン言語で、住宅のインテリアをイメージしつつ、商業空間でもしっかりとした遊び心のあるアイデンティティを提供してくれる。
ソファは、外側にはみ出した木製の脚に浮かぶ雲のようにフワフワとした優しい外観をもつ。これらを組み合わせることで、直線状や島状にすることができる。アクセサリーのサイドテーブルや仕切りは可動式で、プランターを置くことでプライバシーを確保することもできるそうだ。