NEWS | テクノロジー / ファッション
2022.05.30 15:00
土屋鞄製造所は、米バイオテック企業「Bolt Threads(ボルト・スレッズ)」とともに、同社が開発したキノコの菌糸体から生まれたレザー代替素材「Mylo™(マイロ)」を採用した新素材モデルを、国内ブランドとして初めて共同開発した。
Mylo™は、菌糸体の微細な繊維で、従来の革素材のように上質な風合いと質感を持っているだけでなく、安定した供給が見込まれる革新的な代替素材。加工によって柔軟性を持たせることができ、さまざまな製品に利用できる高い汎用性も持ち合わせているという。
菌糸体は、100%再生可能なエネルギーで稼働する、最先端の垂直農法施設で生育。生育に必要なものは、水と空気とマルチング材(菌糸体の生育時に培地の表面を覆うもの)のみで、2週間足らずの短い周期で生育できるそうだ。
今回、「土屋鞄製造所(大人向け鞄)」「土屋鞄製造所(ランドセル)」「objcts.io」の3ブランドそれぞれを代表する製品にMylo™を採用、プロトタイプ計6型を発表した。6型のうち、最初のアイテムとしてコンパクト財布「Mylo™ハンディLファスナー」の年内発売を予定している。
また、発表に伴い、2022年6月9日(木)から6月30日(木)の間、土屋鞄・渋谷店にて、期間限定で展示する。