香りと道具のブランド「MABOROSHI」
猿山修がデザインした道具を発売

2020年にローンチした、茶の文化を取り入れた香りと道具のブランド「MABOROSHI」は、2022年夏の新作を発表した。いずれも6月から7月にかけて発売する予定だ。

同ブランドは、茶葉から漂う香りの美しさを原点に、その魅力を伝えたいという思いから誕生。信頼を寄せる自然素材のみを使用し、香りと美しい道具を通して楽しみ方を提案している。

▲spiral incense

今回は5種類のアイテムをラインナップ。「spiral incense」は、京都・山田松香木店の「かやり香」を使用し、心地よい静けさと深い安らぎをもたらしてくれる香りが楽しめる。天然除虫菊を配合しており、蚊遣り香としても使うことができる。

▲small plate for maboroshi

MABOROSHIの香りを楽しむための道具「small plate for maboroshi」は、プロダクトデザイナーの猿山修がデザインし、波佐見焼の陶磁器ブランド「マルヒロ」が製造。その繊細で美しい姿は、古来より捧げ物の道具としての役割を果たす器の姿を思い起こさせるという。

▲自在鉤

同じく猿山修がデザインした「自在鉤」は、同氏が囲炉裏や茶室で使用するために手がけたものをMABOROSHIのために再編集した道具。従来のものに比べて添付のフック部分を小さくし、垂直線を強調することで、受けの部分にかかる皿へ視覚が移りやすくなっているそうだ。

▲essencial oil

▲ヨモギ

▲高野槙

また、すでに発売している、フランスの調香師 バルナベ・フィヨンが手がけた「fragrance mist」のベースとなる「essencial oil」(精油)を新たに発売。既存の香炉「kouro #01」で楽しむ香り「maboroshi for kouro」シリーズの新商品として、軽やかで夏に合う香り「ヨモギ」と「高野槙」の2種も登場する。End