東京・青山のスパイラルでは、ファブリックブランド「OTTAIPNU」を主宰するテキスタイルデザイナー・鈴木マサルのポップアップ「鈴木マサルの傘とカバン pop up store 2022」が2022年5月28日（土）から6月7日（火）まで開催される。

1年ぶりとなる傘のコレクションをはじめ、新作のカバン、ベース生地から作り込んだ新作プリント生地など、色彩にあふれた新しいプロダクトを展示販売する。また、鈴木が描いた限定のアートパネルやさまざまなプロダクトも販売される。

▲nobana (green)

▲pine (yellow)

OTTAIPNUの傘は10年間毎年発表してきたが、昨年はさまざまな社会情勢から新作をリリースできなかったという。今年も先が予測できない状況が続くが、「作らないと気持ちや色々な事が停滞してしまう気がして『えいやっ』と作る事にしました」と鈴木は語る。

▲ohkami (pink)

▲swallow (blue)

今回のコレクションは、「どんよりとした雨の日でも気持ちが晴れるようなキレイな色の傘を」との思いでスタートしたそうで、5柄2配色、長傘・折傘を展開。いずれも「良い感じに仕上がっている」という。

▲shima-kuma (red)

一方、カンペールからリリースされる新作のカバンは、今から1年前、開催前日に中止となった同氏の展覧会で展示予定だったプリント生地やターポリンをアップサイクルして作られている。「展示のコンセプトはそのままで、カバンという別の形になって人々の手に渡る。こんなに嬉しい事はない」と述べている。

また、この展覧会の中止後には、久しぶりにオリジナルのプリント生地の制作に着手。糸から指定して生地を織り、手捺染で生地の耳端まで白場のない全面プリントとなった3種類を用意する。

鈴木によると、「作るならばデザインも品質も長い期間の使用に耐えられる物を」という思いで制作工程のすべてに関わり、持っているテキスタイルのスキルをすべて投入して作り上げた「スペシャルな生地」に仕上がっている。

▲shima-kuma (red)

▲shima-kuma (blue)

▲shima-ken (blue)

▲shima-ken (yellow)

▲niji (gray)

▲niji (red)