NEWS | インテリア
2022.05.17 12:00
ファニチャーブランドのRitzwell(リッツウェル)が2020年に手がけた「MT BENCH」は、華奢な脚部とボリュームのある座面の絶妙なバランスが美しい、スティール・木・皮革の3種のコンビネーションが印象的なベンチである。
ゆるやかに曲面を描く無垢材のフレームには厚革ベルトを採用。職人が一本一本丁寧に仕上げており、絶妙に編み込まれた厚革ベルトが生み出す凸凹、陰影や軋みが落ち着いた表情と確かな座り心地をもたらしている。丸みのあるエッジの優しい手触りとともに、温かみと落ち着きのあるデザインが生まれた。
こうした巧みな素材使いがシンプルなフォルムを際立たせている。どんな空間にもスッと溶け込む高いフレキシビリティがあり、単体での使用だけでなく、連続するレイアウトでも楽しめる。美術館や図書館、ロビーなどの広々とした空間では、上質な存在感を発揮するとしている。
なお、MT BENCHはこのほどiF デザインアワード 2022(プロダクト部門)を受賞。製作現場を撮影した動画も公開されている。