展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」
全ラインナップが発表、代表作3作品が集結

イギリスのアーティスト ブライアン・イーノによる音と光の展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」が、京都市下京区の京都中央信用金庫 旧厚生センターにて、2022年 6月3日(金)から8月21日(日)まで開催される。このほど展覧会の全ラインナップが発表された。今回はイーノの代表作3作品に加え世界初公開作品含む全ラインナップが一堂に集結する。

「77 Million Paintings(77 ミリオン・ペインティングス)」は、途絶えることなく変化する音と光がシンクロして生み出される空間芸術作品。「7700万」とは、システムが生み出すことのできるヴィジュアルの組み合わせを意味しているという。

「The Ship(ザ・シップ)」は、イーノの代表的なオーディオ・インスタレーション作品。多数の個性的なスピーカーから個別の音が鳴ることで、場所によって違う音が聴こえるだけでなく、部屋の中を移動すると個別のスピーカーから出る音を自発的にミックスすることもできるそうだ。また、スピーカーが視覚的特徴となるように、照明などで空間を演出するそうだ。

LED技術を駆使した光の作品「Light Boxes(ライト・ボックス)」は、光りながら常に新たな色彩の組み合わせへと変わってゆく。作品の表面下にあるボックスが照らされ、光の色の組み合わせがゆっくりと変化するとともに、作品に対する見方も変化して、流れるような光の魅惑的な世界に引き込まれる。

さらに、世界初公開作品となる「Face to Face(フェイス・トゥ・フェイス)」も公開。ランダムなパターンとその組み合わせによって、予期せぬアート作品を生み出す可能性を追求した作品である。

実在する21人の人物の顔をそれぞれ1枚の静止画に収めた小さな写真群から、特殊なソフトウェアを使って、画像は1つの本物の顔から別の顔へとピクセル単位でゆっくりと変化していく。これにより、実際には存在しなかった人々や中間的な人間など、本物の顔の間に「新しい人間」の長い連鎖を生み出すそうで、毎秒30人ずつ、36,000人以上の新しい顔を誕生させることができる。End

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

会期
2022年6月3日(金)~8月21日(日)
開館時間
11:00~21:00(入場は閉館の30分前まで)
会場
京都中央信用金庫 旧厚生センター
(京都市下京区中居町七条通烏丸西入113)
詳細
https://ambientkyoto.com/