LAYERがドイツテレコムとデザインした
スマート通信デバイス「Connectivity Concept」

英ロンドンのデザインオフィス LAYERは、Deutsche Telekom Designと共同でデザインしたスマート通信デバイスシリーズ「Connectivity Concept」を発表した。ルーター、メッシュリピーター、ウェブカメラ内蔵セットトップボックス/サウンドバー、セットトップボックス、リモコンの6つのプロダクトからなるコンセプトコレクションである。

ドイツテレコムのためにデザインしたデバイスは、丸みを帯びた幾何学的な形状で、インターフェースを目立たないように配置。住宅向けのインテリアデザインからインスピレーションを得た手触り感のある素材を使用するなど、新しいスマートホームデバイスのかたちを提案している。

小さくブランドロゴを配置した鏡面のルーターは、周囲の環境を反射するとともに、インターフェースを穏やかに表示。表面をすっきりさせるために、 USB-Cポートやリフレッシュボタンは背面に隠した。また、専門用語を使わず、会話体で表示される言葉により、プロダクトとユーザーのつながりを構築してくれるという。

メッシュリピーターの素材には木材を使用。皿のようなデザインで、タップするとマトリクスLEDで情報を前面に表示する。スタンドを使って設置できるだけでなく、壁に取り付けることも可能だ。

セットトップボックス/サウンドバーは手作りのセラミックをイメージ。またセットトップボックスは従来のハイテク感を抑え、アートオブジェを思わせる控えめで丸みを帯びた形状とした。下部から発する光はステータスを教えてくれる。

LAYERを率いるベンジャミン・ヒューバートは、「接続デバイスは自宅や暮らしのなかで重要な要素になっていますが、大切な家の環境をうまく反映していないことがよくありますが、Connectivity Conceptは、私たちの日常に欠かせない重要なアイテムに工芸のような感覚をもたらしています」と語っている。End