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2022.05.09 15:10
パナソニック ホールディングスは、東京のR&D拠点となる「Panasonic Laboratory Tokyo」をリニューアルしたことを発表した。
同ラボは2016年4月に有明に開設され、2018年12月には汐留浜離宮に移転。このほど、With/Afterコロナの環境下において、働く場所をオフィスに限定せずオンライン含めた新しい働き方を実現する共創型オフィスが銀座に完成した。
新オフィスは、社内外との共創イノベーションを実践する拠点として、オフィスに求められる価値や機能を再考。共に働く人々の「思い・体験」「情報・文脈」「仲間・出会い」など、さまざまなコトを共有する「SHARE」をコンセプトに、乃村工藝社と協働でオフィスを再設計したという。
新たに設けたエリア「Kizashi LAB」には、「自己開示ディスプレイ」「音・光の空間演出」「未来洞察カード」といったIoTを利用した仕掛けと、グリーンや木を多用したバイオフィリックデザインを採用。従業員自らが顧客と共にウェルビーイングを体感・実証するコミュニケーションエリアとなる。
さらに、ワークショップ/セミナールーム「Hitotics HUB & Studio」では、人に寄り添うRobotics/AI/IoTなどの新技術や新規事業の創出に向けて、デザイン思考などのユーザー中心プロセスを顧客も一緒に実践。リアルの場に加えて、オンライン発信・収録・編集も可能なスタジオも併設している。
また、個人のデスクワークを在宅で行うことを前提として、2フロアに分散していた「執務エリア」を1フロアに集約。プロジェクトの成長やメンバーの働き方などの変化に応じてフレキシブルに形を変えられるプロジェクトエリアと、パートナーとのオンライン共創やビッグデータをマルチモニターで扱うような先端的なR&Dを行うコックピットエリアで構成している。