広大な空間で印象派絵画を没入体験できる
展覧会「Immersive Museum」

▲© Bridgeman Images amanaimages

東京・日本橋の日本橋三井ホールでは、没入型デジタルアート展覧会「Immersive Museum(イマーシブミュージアム)」が2022年7月8日(金)から10月29日(土)まで開催される。

同展は、最新のテクノロジーを用いて、モネなどの印象派の芸術作品の世界を蘇らせる日本初の没入体験型ミュージアム。特別な音響効果と壁面・ 床面のすべてに投影される没入映像を組み合わせて、高さ6m、約700㎡の広大な屋内空間に名画の世界を再現する。

▲投影イメージ画像 © RMN-Grand Palais (musée de lOrangerie) Michel Urtado AMFamanaimages

参加者はその空間内を自由に歩き回ることができ、従来の視覚を通した「見る」や「鑑賞する」といった行為を超えて、音と映像により、あたかも全身で名画の世界に入り込んだようなアート体験が楽しめるという。

▲投影イメージ画像 © RMN-Grand Palais (Musée dOrsay) Hervé LewandowskiAMFamanaimages

今回は、早稲田大学文学学術院 坂上桂子教授の監修により、モネの「睡蓮」やドガの「踊り子」、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」といった印象派を代表する8名の画家と約70作品を選定。19世紀のフランスで絵画の世界に大きな革新をもたらした作品群を8つのシーンにわけて構成する。

▲投影イメージ画像 © Bridgeman Images amanaimages

また、シーンごとにテーマを設け、元の絵画作品を単純に映像化するだけはなく、作品世界により深く入り込むための独自要素を追加。

モネが19世紀当時に見たであろうフランスのル・アーヴル港を、最新のCG技術を用いて実際の絵画作品と融合させたり、制作過程の絵の中に入り込んだような体験ができたり、同じ風景の異なる瞬間を切り取った作品群を連続的につなげ、時間の移ろい自体を体験できたりと、鑑賞者が画家になったかのような「視点の転換体験」ができるそうだ。End

Immersive Museum

会期
2022年7月8日(金)~10月29日(土)
会場
日本橋三井ホール(東京都中央区室町2-2-1 コレド室町1 5F)
詳細
https://immersive-museum.jp/