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2022.04.12 12:00
ヤマハは、主な素材に薄くて軽い性質の紙を使った平面スピーカー「flatone™(フラットーン)」を採用した埋込型の平面スピーカーシステム「YFS」を2022年6月下旬に発売すると発表した。
埋込型平面スピーカーシステムである同製品では、スピーカー部分に薄さ8mmで軽量の「flatone™」を採用。オフィス内の壁やパーテーションなど、さまざまな場所へ設置できるという。さらに、磁石を使わない静電容量型なので、距離が離れることによる音量の減衰が少ないそうだ。
また、スピーカーの面積によって指向性が変わる性質を活用して、水平・垂直方向に鋭い指向性を持ち、正面にまっすぐ音を届ける面音源のスピーカー「WS-FS-4525」と、垂直方向に鋭い指向性を持ち、同心円状に音が広がる線音源のスピーカー「WS-FS-9015」の2モデルを用意する。
そのほか、同製品では2モデルの専用アンプリファイアーを用意。アナウンス音やBGMなどを再生する一般的な用途に適した、AUDIO IN端子で音源を入力する「WS-FA-COM」と、情報マスキング音と環境音を内蔵し、平面スピーカーからサウンドマスキングを再生することで、音を届けるだけでなくプライバシーを守ることができる「WS-FA-SPS」を展開する。
「YFS」は、他の製品との組み合わせを前提とするスピーカーシステムであり、オフィス家具メーカーとの協業では、周囲にWeb会議中の会話音声が聞こえにくくなる空間と快適なWeb会議を両立するソリューションなど、「音」の付加価値を与えることを提案するとしている。