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2022.04.06 14:30
照明ブランドのFLOSが2021年に発表し、ジャスパー・モリソンがデザインした新作ウォールライト「Oplight」は、長期間の使用に対応するとともに、使用後はリサイクルできる、将来を見据えたライトである。
ウォールライトには、必要な電子部品をできるだけコンパクトな本体に隠し、単なる目印にならず、まぶしくならないように必要な場所を照らさなければならない、といった制約があるが。モリソンは更にそこにサステナビリティを追加。製品を構成するパーツの回収と廃棄がしやすいように分解可能なものとし、1998年に登場した照明「Glo-Ball(グロー・ボール)」の楕円形のシルエットを取り入れた。
さらに、LEDを使用することでオブジェクトを最小化。粉体塗装されたアルミニウムダイキャストの本体にポリカーボネート製のディフューザーを取り付けて、楕円形のシルエットを保持している。また、ディフューザーの表面処理とインテリアを特徴づけるデザインにより、壁面への光の効果と天井への配光を最適化し、住空間の光源として効果的に機能してくれる。
「オプティカル」に由来する「Oplight」という名称は、光学的なオブジェクトの複数の特徴を体現。2つのサイズと4つのカラーバリエーションを用意している。
モリソンは、「Oplightの光源は、LEDの基板を細かい溝のある透明のカバーで覆い、壁から斜め方向に光を偏向させたものです。最も特徴的なのは、灯具のヘッド部分のフォルムでしょう。それは Glo-Ballの輪郭をさらにフラットにしたような形です。願わくば、ウォールライトとして最もわかりやすく、決定的な形に見えるといいのですが」とコメントしている。
また、FLOSは2021年に「PARENTESI」の発売50周年を記念して、これをデザインしたアキッレ・カスティリオーニとピオ・マンズーにちなんだ新色を発表。ターコイズは、カスティリオーニがとても気に入っていたものであり、シグナルオレンジはピオ・マンズーが自動車のプロトタイプに使用した色である。
なお、いずれの照明も東京・青山のB&B Italia Tokyoにて2022年4月14日(木)から5月15日(日)まで展示される。