NEWS | インテリア / カルチャー
2022.04.01 10:21
設計デザイン会社 DRAFTの山下泰樹がデザインした、東京・下北沢駅の新エリア「ミカン下北」が2022年3月30日(水)にオープンした。今回は京王電鉄とパートナーシップを組み、山下が建築デザイン、インテリアデザイン、そして「下北沢は永遠に完成することのない未完成な街」としたコンセプトワークを手がけた。
「ミカン下北」は、京王井の頭線下北沢駅の高架下に登場した新施設。下北沢カルチャーを感じさせる物販店や、飲食店を中心とした商業エリアに、「遊ぶように働く」を体現するワークプレイスが同居しており、遊ぶと働くが混ざる新しい下北沢の形を提案するA・B・C・D・Eの5街区で構成される施設である。
エリア内には、ラウンジを兼ねたTSUTAYA BOOKSTORE、予約資料の受け取りや返却が可能な図書館カウンター、古着屋や飲食店などといったテナント約20店舗が並んでいる。
「アート・演劇・音楽など多様なカルチャーを纏う下北沢には、終わりのない文化があり大事にするべき土壌である」と考える山下。ミカン下北は、変わり続ける未完な街に、「未完」ゆえにより自由なデザインで生まれた。
また、約4年前に始動したプロジェクトで、この施設には街の再開発に対して込めた想いや地域の人々との関わりが詰まっているという。今後は人々やテナントとともに新たな実験や挑戦を促し、これまでのDNAと新エリアが交わり街全体を盛り上げていくことを目指すとしている。