クリスチャン ディオールを象徴する本店
パリ「30 モンテーニュ」がリニューアルオープン

▲ブティックの外観
©Adrien Dirand

クリスチャン ディオールは2022年3月、フランス・パリのアイコニックな本店「30 モンテーニュ」を、2年以上にわたる改装を経てリニューアルオープンした。

▲メゾンの多彩な世界とあらゆる形のアートをたたえるブティックになる
©Adrien Dirand

クリスチャン・ディオールは1946年、パリ8区モンテーニュ通り30番地にメゾンを設立。以来、75年以上にわたり、同店舗はメゾンの象徴であり、パリのエレガンスとフランスのオートクチュールを表現する存在となっている。

今回、革命的なニュールックを生み出した歴史あるこの建物は、10,000平米以上の面積を誇るユニークなスペースへと変貌した。リニューアルによって、ブティックに加え、オートクチュールとジュエリーのアトリエ、広大なギャラリー、レストラン、カフェ、庭園などを備えた大きな施設へと生まれ変わった。建築家のピーター・マリノは、「さまざまな劇が繰り広げられるようなある種の劇場、あるいはセットデザイン」というコンセプトを念頭においてブティックを手がけた。

▲多様な様式と時代を合させたオープンスペースの連なりを通しメゾンの世界観を表現 
©Kristen Pelou

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©Kristen Pelou

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©Kristen Pelou

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さらに、個性的な文化展示スペース「ラ ギャラリー ディオール」がリニューアルによって誕生した。ギャラリーのデザインは、ナタリー・クリニエールが担当した。展示スペースには、ミニチュアドレス452点と、3Dプリンターで製作された1422点のピース、合わせて1874点の作品を展示。3Dプリントによる作品は製作に10万時間が費やされているという。

▲オリジナルスケッチ、初公開のアーカイブの資料、アクセサリー、特別なアイテムなどが展示している
©Kristen Pelou

©Kristen Pelou

©Kristen Pelou

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なお、「30 モンテーニュ」の詳細については、クリスチャン・ディオールのYouTube公式チャンネルやポッドキャスト(英語版)などのコンテンツで楽しめる。End