NEWS | ファッション
2022.03.31 15:02
クリスチャン ディオールは2022年3月、フランス・パリのアイコニックな本店「30 モンテーニュ」を、2年以上にわたる改装を経てリニューアルオープンした。
クリスチャン・ディオールは1946年、パリ8区モンテーニュ通り30番地にメゾンを設立。以来、75年以上にわたり、同店舗はメゾンの象徴であり、パリのエレガンスとフランスのオートクチュールを表現する存在となっている。
今回、革命的なニュールックを生み出した歴史あるこの建物は、10,000平米以上の面積を誇るユニークなスペースへと変貌した。リニューアルによって、ブティックに加え、オートクチュールとジュエリーのアトリエ、広大なギャラリー、レストラン、カフェ、庭園などを備えた大きな施設へと生まれ変わった。建築家のピーター・マリノは、「さまざまな劇が繰り広げられるようなある種の劇場、あるいはセットデザイン」というコンセプトを念頭においてブティックを手がけた。
さらに、個性的な文化展示スペース「ラ ギャラリー ディオール」がリニューアルによって誕生した。ギャラリーのデザインは、ナタリー・クリニエールが担当した。展示スペースには、ミニチュアドレス452点と、3Dプリンターで製作された1422点のピース、合わせて1874点の作品を展示。3Dプリントによる作品は製作に10万時間が費やされているという。
なお、「30 モンテーニュ」の詳細については、クリスチャン・ディオールのYouTube公式チャンネルやポッドキャスト(英語版)などのコンテンツで楽しめる。