イタリア・フィレンツェのデザインスタジオ Palomarから立体的なの世界地図「Here Illustrated」シリーズが発売されている。同シリーズには4種類の世界地図があり、それぞれに美しいデザインで世界を知ることができる。

フランスのイラストスタジオ「Le Duo」が手がけたのは、旅行が好きな人のために世界中のモニュメントをあしらったもの。イースター島のモアイ像からサグラダ・ファミリア、コルコバードのキリスト像、自由の女神まで、カラフルでポップなイラストで仕上げている。

▲Here Illustrated – Le Duo

イラストレーターのBeppe Giacobbeによる世界地図は、海にさまざまなラインをあしらったもの。地図上には国境がなく、海のラインはそれぞれがつながるようになっている。

▲Here Illustrated – Beppe Giacobbe

同じくイラストレーターのGuido Scarabottoloが手がけたものも、地図に国境はなく、カラフルな水玉模様をあしらっているのが特徴である。同氏はもっと楽しくなるような素朴な世界地図をイメージしたという。

▲Here Illustrated – Guido Scarabottolo

また、スペイン出身のデザイナー Martí Guixéがデザインしたのは、世界や文明から逃れるための世界地図。自由になるための空間をメインに描いており、「バーチャルリアリティを使わずに世界からエスケープするためのエリア、砂漠やジャングル、さらには川や湖、氷河の新鮮な水がある場所など、文明がほとんどないエリアを選んでいます」と同氏は語っている。

▲Here Illustrated – Martí Guixé