NEWS | ファッション
2022.03.23 15:15
イタリアのファッションブランド ヴァレンティノは、ファッションのコミュニケーション手段を見つめなおす、文字のみを用いたキャンペーン「ヴァレンティノ ザ ナラティブII」を発表した。
同プロジェクトでは、ヴァレンティノはこれまでにも展開してきた文学の世界とのつながりを改めて強調。川上未映子をはじめ、世界的な作家たち17人を招き、彼らが紡ぎ出す言葉を使った17のユニークでインパクトのあるキャンペーンを作り上げた。
クリエイティブ・ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリが目指したのは、多声のコミュニティを構築し、多声の会話を生み出すで、真正性と個性の価値を伝え続けることだという。
キャンペーンのフィルルージュ(テーマ)となっているのは、作家や詩人たちが持ち寄ったさまざまなレイアウトと「愛」の言葉である。いずれもカラフルにレイアウトされているのが特徴である。
また、プロジェクトでは、文学や文学が存在する場所との結びつきを生かし、コミュニティに還元することも目指しているそうで、独立系書店を支援したり、これらの言葉によるキャンペーンの平和的なゲリラを、米ニューヨーク・ソーホーなどで実施したりすることにしている。