洋食器メーカーのニッコーは、デザイン・イノベーション・ファーム Takramのプロダクトデザインチーム4名とプロダクトデザイナーの鈴木元を迎え、共同研究プロジェクトを発足した。

新しいライフスタイルを提案するプロダクト「Table Planter™（テーブルプランター）」を開発し、2022年4月2日（土）から5月9日（月）まで東京都渋谷区のジェネラルストア「LOST AND FOUND TOKYO STORE」にて展示会を開催する。

▲Table Planter™

「Table Planter™」は、同じ食卓（テーブル）の上では人も植物も同じ素材の道具を使い生活をする、という新しい感覚を提案。展示会では、同社と5人のデザイナーが共同開発した6つのプロダクトシリーズを植物と一緒に展示する。

また、同社は、捨てられる食器をリサイクルした、化粧砂としても使用できる肥料「BONEARTH^®（ボナース）」も開発。食器が廃棄されることなく循環する世の中を目指すという。

▲BONEARTH®

Takramの田川欣哉は、「植物と器の関係をサステナビリティやライフスタイルの切り⼝から再定義できないか。NIKKOの『BONEARTH^®』というボーンチャイナ由来の再⽣肥料がヒントになりました。ダイニングテーブルやインテリアの中に、⽩く清潔でファインな質感の器と植物をしつらえる。『テーブルプランター』という⾔葉が、器の新しいカテゴリーとして⽣活の中に根付くことを願っています」とコメント。

また、「HACHI」を手がけた鈴⽊元は、「⾷卓でハーブを摘む。 花をいける。 キャンドルを灯す。資源を無駄にしない。NIKKOのBONEARTH^®の取り組みを聞いた時、そんな⽣活の⾵景が⽬に浮かびました。NIKKOの⾷器がそうであるように、『テーブルプランター』シリーズも質が良く控えめで、⽇々の暮らしを静かに彩る名脇役でありたいと思いました」と語っている。

▲鈴⽊元「HACHI」

▲田川欣哉（Takram 代表取締役／デザインエンジニア）

▲⽥中尚「Table Bonsai」

▲岩松直明「Symbiosis」「Reborn」

▲中森⼤樹「Dune」

▲村越淳「Little by Little」