▲安藤忠雄による丸福樓の外観スケッチ

任天堂の旧本社社屋を改装したホテル「丸福樓（まるふくろう）」が2022年4月、京都市下京区にてオープンする。既存の建物に建築家・安藤忠雄が設計監修を手がける新しい建物が加わるという。

既存の建物は、任天堂の前身である山内任天堂時代に花札などの製造・販売を行い、創業者の山内家が居住していた場所。1947年に山内任天堂が花札・かるた・トランプの製造や販売をする会社として「丸福株式会社」を設立しており、ホテル名がその屋号にちなんでいる。

館内は7つのスイートを含む全18室を用意。緑色の瓦屋根と外壁のタイルが特徴的な外観の既存棟（旧本社社屋）は、当時の建築様式や内装を活かした空間となる。他方、安藤による新棟はシンプルでスタイリッシュな居住性の高い空間となるそうだ。

▲建物エントランス（工事前）

▲緑色の瓦屋根と外壁のタイルが特徴的な外観

▲建築当時から歴史を刻んできた看板

▲寝室として使用していた部屋はゲストルームとしてリノベーション

丸福樓を運営するのはPlan･Do･See。全室調度品が異なっているそうで、泊まる度に新しい発見が楽しめるとしている。