NEWS | テクノロジー
2022.01.28 16:00
韓国のサムスン電子は、セキュリティ機能を強化したオール・イン・ワンの新しい指紋認証ICチップ「S3B512C」を発表した。
このチップは、指紋認証、セキュアエレメント、セキュアプロセッサを1つに統合したもので、指紋認証により生体情報を読み取り、セキュアエレメントで改ざんを防止。暗号化したデータを保存・認証し、セキュアプロセッサでデータを解析・処理することができる。
カードを発行する側は、カードに搭載するチップ数を減らすことが可能。もちろん、決済時にはすばやく安全に支払いができる。指紋認証によりPINを入力する必要がなく、偽造した指紋などを使ってユーザー以外の人が利用しようとしても、なりすましを防止してくれるなど、紛失したり盗難にあったカードの不正利用も防いでくれるそうだ。
おもに決済用カード向けに設計されているが、学生や従業員のIDカードやメンバーカード、入館証など、高度なセキュリティ保護が必要なカードにも使えるとしている。