NEWS | ビジネス / プロダクト
2022.01.27 12:00
メディアアーティストの落合陽一が率いる大学発ベンチャー、ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)は、イトーキと共同で、吸音材「iwasemi™(イワセミ)」を搭載したオフィス商品の開発を開始したことを発表した。
昨今のリモートワークの急速な拡⼤とオフィス内でのWeb会議の増加に伴い、ファシリティの在り⽅も、⼤きな部屋で複数⼈を集める⽅式から、少⼈数利⽤の狭⼩⽅式へシフトしている。
そこで、 イトーキは「遮⾳」と「吸⾳」を組み合わせ、狭⼩空間における⾳環境の快適性を向上させることを追求。テクノロジーで⾳環境をコントロールする独⾃のノウハウを持つPxDTの知⾒や技術と、イトーキがもつオフィスにおける「空間」「環境」「場づくり」の知⾒を融合させることになった。
今回使用される「iwasemi™」は、音響メタマテリアル技術を利用した革新的な吸音材。吸音周波数特性の柔軟性、高い吸音率と薄型化の両立、素材の選択自由度と加工自由度の高さを実現しているのが特徴で、適用シーンは、工事、建材、什器、鉄道、自動車など、社会の様々な分野にわたる。
なお、このオフィス商品は、2022年4月に開催される最先端のオフィス環境を提案する国際トレードショー「オルガテック東京2022」で発表される予定となっている。