NEWS | カルチャー
2022.01.21 14:00
大日本印刷(DNP)は、スマートAIデバイス「魔法の虫めがね」を開発した。現在、Makuakeにてプロジェクトも行っている。
このデバイスは、本の文字・絵・写真などにかざすと、搭載されたAIが認識して、その内容を音で伝えてくれる情報機器。これを用いた子ども向け知育AIサービス「おとるーぺ」は、絵本や図鑑など身の回りのものが教材となる、子どもの好奇心を育むものである。
かざした文字を読んでくれる朗読モード、かざした絵や写真の名称を教えてくれる発見モード、それがなにかを教えてくれるモードの3つの使い方ができる。さらに、AIによる分析結果は、音声合成を用いて生成された「声」や、文章の雰囲気に合わせたBGMといった「音」でわかりやすく伝達。子どもが主体的・自発的に学ぶ姿勢の獲得をサポートするという。
また、子どもの「興味のあるもの」は、撮影データとして親のスマートフォンに記録。独自の興味関心分析AIにより、週単位・月単位の時系列で子どもの興味関心の推移を視える化してくれるので、子どもが継続して好きなものや、最新の興味関心、子どもの興味関心のタイプ(好奇心旺盛タイプや一点集中型)などがわかりやすく提示されるそうだ。
これにより、親が子どもの見た世界を知り、子どもの変化や成長への気づきを得ることができるので、子どもとの対話のきっかけとなったり、「これは何?どうして興味を持ったの?」といった問いかけを生んだりと、子どもとの相互理解を深めることに繋がるとしている。