四万十ヒノキを使った家具ブランド
新作インテリアを発売

高知県四万十町の四万十町森林組合は、四万十ヒノキを使った家具ブランド SHIMANTO HINOKI FURNITURE WORKS(SHFW)から、スツール「KINO」、ローテーブル「ITTO」、シェルフ「MISHI」の販売を2022年1月21日(金)に開始した。

四国の南西部にある四万十川流域で生産される四万十ヒノキは、一帯の年間降水量が東京や大阪の2~3倍になることから、良質で豊かな香りを持つものが育まれるという。同ブランドは、四万十ヒノキの間伐材だけを使用して家具づくりを手がけている。

同町の「一斗表沈下橋」から命名した「ITTO」は、斜面で育った四万十ヒノキの曲がった根元を切り落とした時にできる、三角形の端材を組み合わせたローテーブル。数十年逞しく生きたヒノキの生命力を感じる、独特なフォルムが特徴だ。

▲「ITTO」(ローテーブル)

「KINO」は、大正地区の集落のひとつ「希ノ川」から命名した、製材の過程で丸太から切り落とされた端材を積み上げたスツール。無骨な見た目ながら、断面や割れ目を細部まで丁寧に磨き上げており、プランターやサイドテーブルとしても使うことができる。高さは2タイプを用意している。

▲「KINO」(スツール)

また、「MISHI」は、一対の板にヒノキの耳を使ったボックスシェルフ。加工は最小限にとどめ、ヒノキの質感と色を生かしたデザインとした。組み合わせによって、さまざまなレイアウトが可能だ。名称は、四万十川中流域にある四万十川最大の中洲「三島」にちなんでいるそうだ。End