NEWS | アート
2022.01.17 16:31
美術家 レオナルド・ダ・ヴィンチが1500年代の初頭に描いた絵画「モナ・リザ」は、5世紀にもわたって私たちを魅了してきた。しかし、この作品にはさまざまな伝説がつきまとうし、どうしてこれが世界でもっとも有名な作品なのか、今ひとつわからない人もいるのではないだろうか。
そこで、この傑作に新たな光をあてる展覧会「La Joconde, exposition immersive」が、2022年3月10日(木)から8月21日(日)まで、フランス・マルセイユのパレドラブルス(Palais de la Bourse)にて開催される。
グラン・パレのデジタル部門 Grand Palais Immersifとルーヴル美術館が手がける同展は、これまでにないインタラクティブな没入体験により、「モナ・リザ」を再発見してもらおうというもので、大画面に投影した作品を見ることができるという。
今回は6つのテーマを用意。20世紀のポップアートとの関係性、盗難事件、後世の画家たちに影響を与えたダ・ヴィンチの構図、モナ・リザの微笑、「スフマート」と呼ばれるダ・ヴィンチの技法、画家とモデルの関係について紐解くそうだ。
ディテールやその歴史も含めて、タブローを間近で観るという体験から、ダ・ヴィンチや「モナ・リザ」をよりよく理解できるまたとない機会になるだろう。