mui Lab、Amazon Alexaと連携
穏やかなビジュアルインターフェースを公開

京都を拠点とするIoTスタートアップ「mui Lab」は、米ラスベガスで開催されたCES 2022にて、Amazon Alexaと連携した穏やかなビジュアルインターフェースを発表した。

このインターフェースは、天然木を使ったスマートホーム向けコントロール・ハブ「mui ボード」を活用したもので、ユーザーがAlexaに話しかけると、muiボードのミニマルなビジュアルインターフェースで指示が実行される。

タイマー設定の音声コマンドをAlexaに伝えると、muiボードには、自動的に時間を表す曲線が描かれる。時間の経過を視覚的に把握できるので、タイマーの始まりと終了点のみの認知に比べて、ユーザーは判断基準が広がるという。

さらに、muiボードの天然木に触れるという触覚操作が加わることで、ユーザーは新しい「穏やかな」体験を楽しむことも可能だ。

また、mui Labは、2022年6月に一般公開予定の、スマートホーム製品間の互換性を高めるための世界共通のスマートホーム標準規格「Matter(マター)」に参加。muiプラットフォームは、Matter対応のデバイスに連携可能になるとしている。

mui Lab代表の大木和典は、「私たちが考える未来のテクノロジーは、人間の行動や環境に自然にフィットするものです。ユーザーは、デバイスの要求に合わせて自分の習慣を変える必要はありません。テクノロジーは、人間らしさをさらに引き出すことで、ユーザーをより幸せにすることでしょう。私たちの『muiプラットフォーム』は、まさにそのために設計されたものです」と語っている。End