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2021.12.24 14:58
竹中工務店を代表法人とする海床ロボットコンソーシアム(竹中工務店、東京海洋大学海洋工学部清水研究室、IHI、炎重工、水辺総研、新木場海床プロジェクト、一般社団法人ウォーター・スマート・レジリエンス研究協会)は、都市型自動運転船「海床(うみどこ)ロボット」の実証実験を2021年12月15日(水)・16日(木)に大阪城公園の東外堀にて実施した。
「海床ロボット」は、海や運河・河川、湖沼などの水面に浮かべた床(3m四方)が自動で動き、離着岸する自動運転船。都市部の水辺を拠点に、都市型自動運転船が地域の魅力や付加価値の創造、さらには水辺の交通・物流など、さまざまな都市課題の解決に貢献することが期待されている。
今回の実証実験では、同コンソーシアムが開発する純国産制御システム搭載の海床ロボットを、大阪・関西万博の会場である夢洲内の水域に見立てた大阪城公園の東外堀に浮かべ、新しいモビリティの活用可能性を検証した。
タブレットのインタフェースで操作する「水上自動走行」を実証したほか、高い精度の位置制御による桟橋への「自動離着岸」や、デジタルファブリケーションを活用した、用途に応じて船の上屋の変更が可能な仕組みの検証も行われた。
2022年以降の実証実験では、「運搬ドローン連動機能」や「複数ロボットの群管理」の検証を行う予定で、運搬・環境・エンターテイメント・防災など、用途に合わせた開発に取り組むことにしている。