▲写真：河野政人（ナカサアンドパートナーズ）

杉田エースは2021年9月、新店舗「GINZA innit（ギンザ・イニット）」を東京・銀座にオープンした。1階には、レトルトの長期保存食「IZAMESHI」を使った食事が楽しめる「IZAMESHI Dish（イザメシディッシュ）」が登場。2階の「upstairs outdoor living（アップステアーズ・アウトドアリビング）」では、アウトドアファニチャー「PATIO PETITE（パティオ・プティ）」や防災関連グッズをはじめ、さまざまなライフスタイルアイテムを用意している。

店舗設計を手がけたのはスキーマ建築計画。同事務所を率いる長坂常は、レトルトとダイノックシートという2つの存在に共通項を感じたそうで、ダイノックシートをふんだんに使った店舗を計画したという。

▲写真：河野政人（ナカサアンドパートナーズ）

▲写真：河野政人（ナカサアンドパートナーズ）

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▲写真：河野政人（ナカサアンドパートナーズ）

▲写真：河野政人（ナカサアンドパートナーズ）

敷地はGINZA SIXの裏手、銀座中央通りから少し入ったところにあり、こうした立地において女性客を惹きつける必要性を実感。銀座そして東京という土地では、だいたいの街がグレーの素材で覆われていることから、その中で外観を変えず目立たせるために、暖色系でインテリアを構成することを目指した。そして、室内を木で覆うことも内装制限でできないことから、ダイノックシートを用いることにしたそうだ。

▲写真：河野政人（ナカサアンドパートナーズ）

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さらに、ケミカルでありながらも、輸送にかかるエネルギーや、最終的に解体廃棄量を考えたとき、結果的に二酸化炭素排出量は実際の木材を使用するより少ないと考えた。このプロジェクトは、こうしたさまざまなリアリティを追求したものでもあるのだ。

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▲写真：河野政人（ナカサアンドパートナーズ）

▲写真：河野政人（ナカサアンドパートナーズ）

▲写真：河野政人（ナカサアンドパートナーズ）

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また、デザインとしても、木にはできないダイノックだからできる木目の表現を追求。広い木目の壁面や、薄い木目の天板、棚板などを各所でデザインしている。

▲写真：河野政人（ナカサアンドパートナーズ）

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