中国のスマートデバイスブランド OPPOは2021年12月14日（水）、同社が開催した「OPPO INNO DAY」にて、スマートグラス「Air Glass」を発表した。2022年第1四半期に中国国内で発売される予定で、デバイス本体とフレームはいずれも白と黒の2色を展開する。

同製品は、革新的な単眼鏡に導波管を備えた「単眼導波路レンズ」デザインを中心に設計。aR（assisted Reality）デバイスとして、OPPOが独自に開発したSpark Micro Projector（スパークマイクロプロジェクター）や、最先端のマイクロ有機EL、回折導波路ディスプレイを搭載している。

ユーザーのタッチ、音声、頭や手の動きによって必要な情報にすばやくアクセスが可能。ColorOS 11以上で、「Smart Glass」アプリをインストールしたOPPOのスマートフォンとペアリングすれば、操作ができる。また、タッチ、音声、手と頭の動きによる４種類の直観的な操作にも対応しており、OPPO Watch 2とペアリングすることで、ユーザーは手の動きによりキャンセルや確認、アプリの切り替えができる。

▲OPPO Air Glass 天気情報表示

OPPOが開発したアプリを含む、天気、カレンダー、健康、プロンプター、翻訳、ナビゲーションなどのアプリケーションに対応。さらに、ペアリングされると、話し手の言語が音声入力で自動的に指定した言語のテキストに翻訳され、聞き手のOPPO Air Glassに即時に表示されるそうだ。また、テレプロンプター機能では、目の前に原稿が表示され、職場や講演などでのプレゼンテーションを簡単に行うことができる。

▲OPPO　Air Glass　テレプロンプター

▲検索エンジンBaiduと連携し、OPPO Air Glass 用のBaidu Walk＆Bikeナビや付近検索などのアプリを利用

本体のデザインは羽根の形状をモチーフとしており、付帯するタッチバーは羽軸のようにも見える。一方、単眼導波路レンズは蝉の羽のような形をしており、Qualcomm® Snapdragon Wear™ 4100プラットフォームが搭載。総重量は約30gになるとしている。