伊シューズブランド「Velasca」
ピニンファリーナとフットウェアを開発

イタリアのシューズブランド Velascaは、ピニンファリーナとコラボレーションしたアーバントレイルシューズ「Monviso」を発表した。同国を代表するデザインオフィスとクラフトマンシップを専門とするシューズブランドが、スタイリッシュとパフォーマンス、素材にこだわったアイテムである。

モンヴィーゾは伊仏国境付近にある山の名前。この山から流れ出た水がやがてポー川となり、ピニンファリーナの拠点であるトリノと、Velascaの拠点があるロンバルディア地方を結んでいる。こうした両社のつながりを示すために「Monviso」と名づけられた。

ピニンファリーナらしさは、スポーティでテクノロジカルな素材と、流れるようなミニマリストのフォルムがもつ優雅さの融合に現れている。アッパーにはビロードのようなスエードカーフスキンを使い、内側には防水膜を搭載。30%リサイクルゴムでできたVibram製の軽量ソールは衝撃を吸収するなど、アクティブに移動する人々のために設計されている。カラーはブラック、ブルー/ブラック、ベージュ/ブラック、グレー/ブラックの4色を展開する。

Velascaの創設者であるEnrico CasatiとJacopo Sebastioは、「イタリアは、美しいものを世に送り出すことを自らに課した国であると言っても過言ではありません。私たちは単なるハンドメイドの高級シューズブランドではなく、卓越性と本物志向にこだわるという、他の国々にはないイタリアの精神とライフスタイルを表現したいのです。こうしたヴィジョンがあるからこそ、近い考え方や価値観をもつピニンファリーナとのコラボレーションにも熱心に取り組むことができました」とコメントしている。End