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2021.12.08 14:54
レクサスはこのほど、同ブランド初となる水素エンジンを搭載したオフロードカー「ROVコンセプト」をヨーロッパで発表した。
ROVとは「レクリエーション・オフハイウェイ・ビークル(Recreational Off-highway Vehicle)」の略。水素エンジンによってゼロエミッションを実現しつつ、オフロードをスタイリッシュに走り抜ける体験をドライバーに提供するという。
サスペンションやセーフティケージ、オフロードタイヤを搭載。全長は3,120mm、全幅は1,725mm、全高は1,800mmと、これまでのレクサスのモデルと一線を画すデザインとなっている。
ブランドの哲学である「人間中心」をベースに、ROVの優れた耐久性を備えながら、なおかつ象徴的なスピンドルグリルを組み込むなど、高級車ブランドとしての姿勢を表現している。
リアの水素燃料タンクにはサスペンションカバーを接続。機能部品を保護するとともに、レクサスのSUVを受け継ぐ耐久性を実現するという。さらに、「L」をモチーフとしたヘッドライトとテールライト、リアのLEXUSのロゴは、ブランドの新しいデザイン言語を反映しているそうだ。
また、インテリアとエクステリアは、レクサスのクラフトマンシップにより、従来のROVにはない高級感を演出。レザーを施したステアリングホイールや、彫刻を施されたシフトレバー、さらにはシートなど、ラグジュアリーなディテールを満載している。
未来の低炭素社会を実現し、同時に優れたオフロード体験も提供することを目指したレクサス。搭載される1.0リットルの水素エンジンは、ガソリンエンジンに劣らない働きをするそうだ。圧縮水素用の高圧タンクからインジェクターで直接水素を供給することでゼロエミッションに近づき、運転中に燃焼するエンジンオイルはわずかだとしている。