「福島らしさ」をデザイン視点で考え
d design travel 「福島号」が来年発刊

D&DEPARTMENT PROJECTは、日本各地の「その土地らしさ」を47都道府県ごとにデザイン目線で紹介する観光ガイドブック「d design travel(ディデザイントラベル)」の30冊目となる「d design travel 福島」を2022年春に刊行する。

▲d design travel 中面例

東北エリアでは山形・岩手に次ぐ3県目となる福島号。制作のキックオフとして、一般参加者が地域に根付いた「福島らしさ」をデザイン視点で考え、ディスカッションし、取材候補先を挙げる公開編集会議を、2021年12月11日(土)に福島県郡山市の「ブルーバードアパートメント喫茶室」にて開催する。

▲d design travel バックナンバー

この会議で集まった観光・レストラン・カフェ・ショップ・宿泊・人物の6つのカテゴリーの情報を活かしながら、編集部は2021年11月から2022年1月まで現地での住み込み取材を実施。暮らすように福島県内を旅して、実際に体験し感動したものだけを紹介するという。

▲d design travel 中面例

2011年に起きた東日本大震災においてさまざまな被害が多かった福島県。あれから10年が経ち、いま福島ではもとの生活以上に未来を生きる新しい暮らしがスタートしている。福島号では、その土地ならではの長く続いてきたもの、そして今後も大切に残していきたい独自の特性や風土が活きた「福島らしさ」を楽しむことができるだろう。

▲編集長が現地滞在中に撮影した写真

なお、公開編集会議はすでに満員のため、参加の申し込みは現在受け付けていない。また、同書シリーズの制作をサポートするためのクラウドファンディングが12月28日(火)23:00まで行われている。End

▲公開編集会議(過去に開催した時の様子)

▲佐藤哲也(Helvetica Design inc. クリエイティブディレクター / POOLSIDE デザイナー)