効率よくワクチン接種証明を確認できる
マルチファンクショナルQRリーダー「QRQ」

dotBravoは、マルチファンクショナルQRリーダー「QRQ(キューアールキューブ)」の販売を2022年1月中旬より開始することを発表した。

マルチファンクショナルQRリーダーは、通常のQRリーダーと比べてさまざまな情報取得が可能。同時に通信も可能なので、飲食店、病院、ホテルなどの入口で個人情報以外の多くの情報が取得できる。現在は気温、湿度、CO2などのデータ取り込みが可能で、カスタマイズで他の情報を取り込むことができるようになるという。

今回開発された同製品は、デジタルワクチン接種証明書(新型コロナウィルスのワクチン接種証明書やPCR結果の2次元コードもしくはバーコードを表示したもの)を読み取り、クラウド連携によりシンプルに結果を返すことができる。接種証明が求められるなか、政府発表の接種証明(SmartHealthCards規格)にも対応する。

さらに、これまで1人あたり30秒から1分かかっていた確認時間が減り、確認にかかる人員の作業コストを削減。POCによる実証実験では、50人のユーザーに対してスマートフォンを利用した場合、1人あたり平均25秒かかったのに対して、QRQを利用した場合は1人あたり3秒となり、8倍以上のスピードアップを実現したとしている。

また、設置は電源を差して5分で完了。ワクチン接種証明書を見せるユーザーもQRコードをかざすだけで、確認する人に名前などの情報を見られることはないそうだ。End