144人のクリエイターがオリジナルの
前掛けを披露する展覧会が開催

東京・銀座のクリエイションギャラリーG8ガーディアン・ガーデンは、チャリティープロジェクト「Creation Project 2021 144人のクリエイターと豊橋の職人がつくる『百年前掛け』」を2021年12月9日(木)から2022年1月22日(土)まで開催する。

酒屋や米屋などで見かける前掛けは、正式には「帆前掛け」と呼ばれるそうで、諸説あるがその起源は室町時代までさかのぼるとされる。体の前に掛ける(垂らす)ことから「前掛け」「前垂れ」と呼ばれ、日本の伝統的な仕事着としていまも使われている。

▲山口はるみ

▲永井正一

▲中山尚子

前掛けの産地は愛知県豊橋市で、1950~1970年代には1日に1万枚が出荷された時期もあったそうだ。そこで今回のプロジェクトでは、144人のクリエイターの個性豊かなデザインを染め抜いたオリジナルの前掛けを製作。いずれもオンラインショップ「ポンパレモール」にて、会期初日から会期終了までの期間に予約注文販売を実施する(商品発送は2022年3月末の予定)。

製作は豊橋に前掛けファクトリーを置く専門店「エニシング」が協力。約100年前のTOYOTA製シャトル織機を使い、日本の伝統的な技術を受け継ぎながら、厚くてしなやかな生地を丁寧に織り上げるそうで、先人たちの知恵と歴史がつまった最高級の前掛けを楽しむことができるだろう。

なお、同展では、2021年7月に開催したオンラインワークショップ「クリエイション・キッズ・ラボ 2021」にて子どもたちがデザインした前掛けも展示する。また、売り上げから製作費を除いた収益金は、セーブ・ザ・チルドレンに寄付し、未来を担う日本の子どもたちの支援のために役立てることにしている。End

▲フィリップ・ワイズベッカー

▲関川航平

▲宇野亞喜良

Creation Project 2021
144人のクリエイターと豊橋の職人がつくる 「百年前掛け」

会期
2021年12月9日(木)~2022年1月22日(土)予定
11:00~19:00 入場無料
休館日
日曜・祝日休館
※12月26日(日)~1月5日(水)は休館
会場
クリエイションギャラリーG8およびガーディアン・ガーデン
詳細
http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/maekake/maekake.html